キャップクラウド株式会社

(中小企業向けクラウドソリューション事業)
所在地 東京都千代田区平河町2-5-3 NagatachoGRiD
代表者 萱沼 徹(代表取締役CEO)
資本金 1,300万円
従業員数 30
設立年 2014
企業HP https://capcloud.co.jp/

 

働き方選択制度の導入による人材確保

萱沼 徹さん

萱沼 徹さん

キャップクラウドは、働く時間や場所の選択肢を自由にする『働き方選択制度』を導入している。社員一人一人が自分に合った働き方を選ぶことができ、個々の事情に合わせて働き続けることができる。元々、水害や地震などの災害に対するBCP対策として、本社以外で働く場所を設けることを検討していたが、さらに、働き方に多様な選択肢を設けることで他社との差別化を図り、人材の確保につなげている。個別の働き方は、採用が決まってから社員と話し合って決めるという。

生産性向上に向けた意識改革と環境整備

一人ひとりが働き方を選択できる

一人ひとりが働き方を選択できる

働く場所を柔軟にするための環境整備として、情報共有のためのクラウド化、ペーパーレス化、電話対応やFAX対応を効率化し、社員が全員同じ空間にいなくても業務が遂行できるようにすることからスタートした。

また、「テレワークを特別視しないことが大切です。一時しのぎとしてテレワークを認めるようなマイナスな考え方では、働き方を変えることは難しい」と萱沼社長は言う。ただ、同社も初めから全てが完璧であったわけではない。社員ごとの業務を明確にすることで公平性を担保するなど試行錯誤しながら取り組んだ結果、社員の意識改革につながり、それぞれのモチベーションを維持しつつ、業務の生産性の向上にもつながった。

サテライトオフィスの開設と地域活性化

富士山を望むサテライトオフィス

富士山を望むサテライトオフィス

4年ほど前から萱沼社長の出身地でもある富士吉田市に、東京からもアクセスが良く自然環境にも恵まれている、という点からサテライトオフィス「ドットワーク富士吉田」を開設した。ロケーションフリーで働けることが魅力となり、求人への応募者が増えただけでなく、地元の人材の採用や交流を生み出している。「実際、付き合いのある地元の方から仕事の相談をされたり、こちらから相談をしたり、といった具合に必然的に業務にもつながっている」と萱沼社長はサテライトオフィスにおける地域活性化の可能性を語っている。

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